オールトの夕刻台

よんだらあたまがよくなるよ!

なんか最近知り合った同世代のフォロワーが見知らぬスラングを多用してたから調べてみたらさらなるカオスに遭遇したんだがそりゃ

ネットスラングとは不可思議だ。その発祥から膾炙、それに伴う意味の遷移までのスパンが驚くほど速い。ネットならではの特徴だ。しかし、そのネットスラングには発祥や意味、広まったいきさつなどが知られぬまま使われているものもあるというのだ。今回の記事ではそんなネットスラングのひとつについて書きたいと思う。

  此度大学受験に失敗し、晴れて浪人生という人間としての隠れステージに進んだ僕。そんな僕にもTwitter上で新たなる出会いがあった。まあ、春でなくても年中無休で「自発ください」だの「フォロバありがとうございます!よろしければタメ呼びで!w」だの繋がりだけを求めてやまない人種で詰まっているTwitterであるからして、浪人界隈の一部のユーザーと接触したのはある意味、必然であった。
 
浪人界隈の方々と触れてわかったことがある。まず、彼らの中では独特のコミュニティがあり、浪数を重ねるとコンテンツとして昇華されるのだ。そして自虐ネタの発生頻度が異様に高いのである。同じ境遇であることが割れている関係上、阿吽の呼吸で次々と自虐と他虐が紡ぎ出されていくことが許容されている光景は、極上な連帯の様相を呈していると言っても過言でもない。
さらに彼らがよく使う表現がある。
 
 
 
「魔剤?」である。
 
 
御察しの通り、「マジ?」とほぼ同義であろう。用法としては「○○さん二浪確定って魔剤?」といった具合だ。ただ、意味はわかるが頂けないところがあるのだ。元ネタとその発祥である。
それで、Twitterでサーチをかけてみたところ、まあ席巻してる席巻してる、「魔剤」って言葉が浪人界隈にとどまらずTwitterのあちらこちらにウヨウヨと。元ネタとかあるのかとサーチかけたら、まあ席巻してる席巻してる、同じ境遇のオタクがあちらこちらにウヨウヨと。元ネタがわからなくて困窮してサーチかけたら同じく元ネタがわからなくて困窮してる方々の存在を知れちゃってもうハッピー♪もうひとりなんかじゃない♪無駄足を踏んだ時間を返してくれと言いたい。
 
 
「マジ?」を略したら「魔剤?」になったという「略す」という言葉の定義が揺らぐような現象が起きてしまっているのか、というよりそもそも「マジ?」の略は「マ?」なんじゃないのかと首をひねりながらツイートを遡っていたら我々はさらなるケイオスと遭遇したのだ。出来れば知り得たくなかった。そんな邂逅だった。
 
 
そのケイオスとは…
 
 
 
「ありえん魔剤ンゴw」である。
 
 
 
『「ありえん魔剤ンゴw」である。』と断言されても意味がわからないだろうが許してほしい。僕も何がなんだかわからない。
品詞分解の余地を許さないこのキメラスラング、文字列を眺めるだけで、「リング」の井戸を覗き込んだような、深淵の闇を感じ得ない。
何の気なしに「魔剤?」の由来を調べ始めようと藪をついたら、それ以上の混沌を釣ってしまった。おぉ、俄然面白くなってきやがった。思ったより時間を食いそうだ。
このスラングに関しては、Twitterを遡る限り今年の初めあたりからその存在を確認でき、その使用者自身も意味がわからないがオタク構文として仕方なく使っている、という地獄絵図がひろがっていた。
 
 
「魔剤?」と「ありえん魔剤ンゴw」の意味は同じなのか、同じ由来からきているのか、最初に使い始めた人間がどんな頭をしているのか、深追いをし始めた我々はとあるエントリを発見した。
 
 
ほう、真の意味と巷間に膾炙した意味とでは差異があるのか。
ミスタップした言葉がTwitterで流行るケースはポケクラ界隈の「うんら」などが挙げられるが、この「魔剤?」の場合「マジうざい」を略した、という解釈を取る方が妥当であろう。
ということは、「マジうざい」の意味で使用されていた「魔剤?」がより汎用性の高い「マジ?」の意味を帯びるようになり、その途上で「マジ?」の用法がその汎用性の高さから多用され、あたかも主要の意味となった、ということか。
 
なぁるほど。「魔剤?」についてはこれで溜飲を下げても吝かではないだろう。
 
しかしなお立ち塞がるのは「ありえん魔剤ンゴw」である。これについてはなかなか有力な情報を得なかったのだが、遡ること三ヶ月弱、ひとつのツイートに一筋の光明を見た。
 
(該当ツイートを掲載していいか後で確認しようとふぁぼったら即削除されました、つら)

 
ふむ。
 
このツイート前半部分によると、「魔剤?」と「ありえん魔剤ンゴw」は由来を異にしており、関連性はない、ということになる。
では、「ありえん魔剤ンゴw」の由来は果たして何であろうか。
というより周辺のツイートに「頭の悪さは似たようなもの」とあってこのエントリを今すぐにでも投げ出したい気分になってきたのだが、乗り掛かった船、騎虎の勢いで一気呵成に書きあげたい。
めんどくさくなってきたので、ここで私が調べた限りを綴って終わりにさせていただこう。
 
発端は、京大生のサークルであるらしかった。
 
「ありえん魔剤ンゴw」はそれの新年会において生まれた言葉であり、意味合いとしては「それってマジ!?!?それヤバくね!?!?」といい意味でも悪い意味でも使える表現であり、それ以外のなんでもないということだ。そのインパクトとアクの強さからTwitterで流行するようになり、様々な界隈に行き届いた。
 
真相は、こうであった。
 
これを調べる途中で「真鯛オコエ阿道」という頭が痛くなるような次なるケイオスを見かけたが、もう語彙が尽きてきたので「ありえん魔剤ンゴw」の亜種ということで見なかったことにさせてもらおう。
 
ちなみにこのエントリ昨日の夕方前から書き始めたのでほぼ一日を費やしたことになる。
 
 
 
 
そんなの。。。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなのって。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ありえん魔剤ンゴwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 
 
 
おわり(ぽやしみ~)
 
 
 
 
 
追記:「魔剤」の語法に「エナジードリンク」としての意味が確認されました。教えてくださった方ありがとうございます。